2013年05月07日

* 左邦夫氏(小出邦夫氏)を惜しむ

なんというショックだろう。
今日左氏のところに行く約束をしていたのだが、
昨日不調で病院へ行くからキャンセルとの連絡を受け心配していたところだった。
以前から癌で治療を受けていたのは知っていたが、
まさか今日いきなり訃報を受け取ろうとは・・・。

本当に素晴らしいチェロを作り、
また更にそれが良くなってきていて
本当に期待していた。
一番最近のゴフリラモデルのチェロは本当に素晴らしかった。
これが最後の作品になってしまったのだ。
次の楽器を待っている人もいた。
そして私のアイディアを次々に形にしてくれていた人だった。
私のアイディアの弓も素晴らしく作り上げてくれ。
評判になっていたのに。

心から感謝を送りたい。
あなたのチェロを私は弾き続けるだろう。
本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。




posted by silver at 23:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月11日

* その2フランコベルギー派の秘密

前回のフランコベルギー派の秘密の続きを書いてみよう。

弓を親指と中指で支えるやり方だ。
音楽に緊張感を持たせたい時は指を閉めてしっかりさせる。
逆に音楽に開放感を持たせたい時は指をゆるめる。

これだけのことなのだが、意外とその関連性が意識化されていないようだ。

これをすることで曲の緊張感と筋肉の緊張感、
または曲の開放感と筋肉の開放感が一致することになり、
至って自然な表現が生まれるのである。
posted by silver at 15:40| Comment(0) | 弓の持ち方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月02日

*キリスト者共同体でチェロを弾く

チェロのソロの演奏を頼まれた。

キリスト者共同体というところだ。
教会なのだが、ルドルフ・シュタイナーの教会だ。

その教会は信仰「信じる」ではなく知ればよいというところらしい。
まあ,認知主義ということだ。

わたしはキリストとは縁がないのだが、妻がシュタイナーに傾倒しており、
息子が今度そちらで堅生式という大人になる儀式に出るということで
関わりを持つに至った。
そういった縁で教会で演奏をすることになったのである

演奏はとても喜ばれた。
そして私が感じたことは、
ここの人達(シュタイナー関係の)は感じることをとても大切にしているので
ものすごく良く感じて聴いてくれたということだ。
聴き応えがある、という言い方があるが,聴かれ応えがあったという感じだった。

また演奏の機会を持てそうだ。




posted by silver at 20:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする