2013年04月11日

* その2フランコベルギー派の秘密

前回のフランコベルギー派の秘密の続きを書いてみよう。

弓を親指と中指で支えるやり方だ。
音楽に緊張感を持たせたい時は指を閉めてしっかりさせる。
逆に音楽に開放感を持たせたい時は指をゆるめる。

これだけのことなのだが、意外とその関連性が意識化されていないようだ。

これをすることで曲の緊張感と筋肉の緊張感、
または曲の開放感と筋肉の開放感が一致することになり、
至って自然な表現が生まれるのである。
posted by silver at 15:40| Comment(0) | 弓の持ち方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月28日

* フランコベルギー派の秘密

弓の持ち方でわたしが推奨する方法は中指と親指を向かい合わせて支点を作る方法。
これが「フランコベルギー派の秘密」だ。

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このフランコベルギー派というのはバロック時代に始まり、フランスとベルギーの楽派ということだ。
特にイザーイで有名であるが、その師ヴータンからの流れでイザーイの弟子デュボワへと受け継がれている。
アイザックスターン、グルミオ、奏法で有名なガラミアン、
近年ではパールマン、チョンキョンファ、チェロではアンドレナバラが
このフランコベルギー派の流れを汲む。

この持ち方が何故そんなに素晴らしいのかまたお話ししたい。

posted by silver at 19:37| Comment(0) | 弓の持ち方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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