2017年01月26日

* 小出氏(左氏)の追悼サロン

 チェロや弓の製作でお世話になっていた小出さんが亡くなって早3年が過ぎようとしている。考えてみれば楽器だけではなく,弓も製作する、またテールピース等の部品も作ってしまうという器用な人はそうはいない。だから私の提案したものも気軽に喜んでかつ楽しんで試みてくれる、本当に私にとって大事な人だった。何度考えても残念である。
 さてその小出氏の残したチェロの音を聴きたいということで他の楽器制作者や関係者が集まって小出夫人のお宅で小さなサロンコンサートを年に一度という感じで行っている。今回は昨日だった。小出氏の遺作ゴフリラモデル。出来上がったときに大変良い出来と思ったのだが、「またすぐ作るから」という氏の言葉を信じ私の弟子に譲ってしまった。今となっては大変心残りなのだが、今回はそのチェロを借り出して演奏した。ゴフリラモデルの音には皆感動したようだった。低音が豊かに響き、スケールが大きく歯切れが良いゴフリラモデルの特徴が良く出ている。ある楽器製作者はいつも本物のゴフリラを聴いているそうだが「確かにゴフリラの音がする」と感激していた。自分の楽器はモンタニアーニャのモデルで作ってもらっているが、でもこの絞り出す様な表現が出来る楽器の魅力も捨てがたく、もし交換してくれると言われても迷うな?まあもちろん交換という事にはならないけれど・・・持ち主もこのチェロを大切にしていてくれるから。
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2016年05月14日

* 渡邉辰紀さんがびっくり、10mmエンドピンのインタビュー

   辰紀さん.jpg  
 昨日、いつもシングルアイをご愛用いただいている東フィルの主席チェリスト渡邉辰紀さんに新作10mmのエンドピンをお試しいただき、インタビューもするという企画でクロサワ楽器渋谷本店に場所をお借りしました。
改めてインタビューをした折「このエンドピンをつけると自分がうまくなった気がする。」と言っていただき大変光栄に思いました。渡邉さんは色々なエンドピンを試したくてエンドピンソケットを8mmと10mmを付け替えられるものを付けていらっしゃいました。わたしもそのソケットを考案したとき「買う人いないでしょ!」と簡単に却下されちゃいましたけど、やはりこういうものを買いたい人はいるじゃない!と思いましたが、それはさておき。10mmのエンドピンに替えて試し弾き。
「あ、低音がしっかりしますね。ちょっと弾きやすいかも」
周りの人が「音に品がある」。
「いいですねー。」
とすこぶる評判がよかったのでした。
8mmより10mmがよりよいかどうか、という企画ではなかったのですけどね。
そういうわけで7月24日に10mmのエンドピン「シングルアイ」のお試し会をクロサワ楽器渋谷本店で行う事になりました。もちろん8mmもソノリテASも試せます。また改めてご案内しますので皆様どうぞご来場ください。よろしくお願いします。
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2016年04月12日

* 演奏会の後、木樵さんの家にて

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 札幌の演奏会の後、画廊に出入りの木樵さんに紹介するとのことで木樵さんに会いに行く。この方は農林サポータ岩崎さん。炭を焼いたり伐採した木で家具を作っている。なんと彼の家も自作とのこと。80歳を超えているということだが軽々と重い家具を運ぶので驚く。う〜ん鍛え方が違う。自然と溶け込んだその生活ぶりは何とも羨ましく思える。写真は木の薄皮で作った帽子をかぶったところ、これで一曲お披露目。そして不思議なのは白樺の樹液。写真の様に木に穴をあけてそこからタンクに採取しているのだがツーッと流れ込む。樹液は薄い甘さを持ち、ほのかに木の香りがする。体が清められる様なそんな感じの味であった。実際体によいとのこと。演奏会後の楽しいひととき、旅行の醍醐味は人との交流だとしみじみ思う。
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