2017年01月26日

* 小出氏(左氏)の追悼サロン

 チェロや弓の製作でお世話になっていた小出さんが亡くなって早3年が過ぎようとしている。考えてみれば楽器だけではなく,弓も製作する、またテールピース等の部品も作ってしまうという器用な人はそうはいない。だから私の提案したものも気軽に喜んでかつ楽しんで試みてくれる、本当に私にとって大事な人だった。何度考えても残念である。
 さてその小出氏の残したチェロの音を聴きたいということで他の楽器制作者や関係者が集まって小出夫人のお宅で小さなサロンコンサートを年に一度という感じで行っている。今回は昨日だった。小出氏の遺作ゴフリラモデル。出来上がったときに大変良い出来と思ったのだが、「またすぐ作るから」という氏の言葉を信じ私の弟子に譲ってしまった。今となっては大変心残りなのだが、今回はそのチェロを借り出して演奏した。ゴフリラモデルの音には皆感動したようだった。低音が豊かに響き、スケールが大きく歯切れが良いゴフリラモデルの特徴が良く出ている。ある楽器製作者はいつも本物のゴフリラを聴いているそうだが「確かにゴフリラの音がする」と感激していた。自分の楽器はモンタニアーニャのモデルで作ってもらっているが、でもこの絞り出す様な表現が出来る楽器の魅力も捨てがたく、もし交換してくれると言われても迷うな?まあもちろん交換という事にはならないけれど・・・持ち主もこのチェロを大切にしていてくれるから。
posted by silver at 22:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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